●OS環境:FreeBSD
UNIXの環境は、BoxQun/FreeBSDです。BoxQun/FreeBSDは、FreeBSD 2.2.8-RELEASERがベースになっています。そのほか、OpenBlockSSでLinuxも触ったりしています。日本赤十字社の京都府支部とともに、災害救助のための訓練や、家庭看護救急救護などを訓練、実救護などを行う「レスキューチェーン京都」(http://www.rc-kyoto.jp/)に参加していて、そこで情報の共有化が重要視され、メーリングリストやWebサーバーなどを構築するために、OpenBlockSSを使って運用をはじめました。小さくて、できれば音がしないサーバーで運用したかったことと、万一京都で現実に災害が起こったときでも、小さなOpenBlockSSのサーバーを近隣の正常運用しているところへ送って、IPアドレス関係の解決がつけば、動くかなと思い導入を決めました。
●シェル:csh
UNIXに出合ったのがBSD/OSで、たしかBSD/OSでcshが動いていて、そのままcshを使っていました。FreeBSDベースのBoxQunを使いはじめたときもcshだったので、標準のままです。
●シェルの設定:少し
ほんの少しカスタマイズしていて、たとえば、「set filec」を設定しています。
●エディタ:vi
普段の校務はファイルの共有性からWindowsを使っていますので、UNIXはネットワーク管理だけで使用しています。また、いろいろなサーバーを渡り歩いて管理しているので、エディタは多くのマシンで動いているvi一筋です。
●UNIXについて
職員室で約70人が共有するファイルサーバーもSambaで構築し、ファイルのパーミッションを明快に分けてその組み合わせで円滑に作業をさせています。また、「cat foo | grep "hoge" |wc -l」などのように小さなコマンドを組み立てて必要な作業を行うとか、自分が知っている(把握している範囲)と、他人への権限委譲で分散管理するとか。うまくいえないのですが、UNIXは作業の効率性や見通しがよいと感じるときがあります。また、オープンソースというか、自分の成果をみんなで共有しようとか、ニューカマーを育てようとしている文化にも驚きました。「UNIXは文化だ」という言葉をよく聴きますが、本当にそう思いますね。UNIXの設定や構造を見ていると、実際の仕事にも応用ができて先達たちの知恵には感服します。
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