2000年3月号掲載 よしだともこのルート訪問記第60回 公立学校のネットワーク構築は内外の仲間作りから……
文部省が「2001年までに、すべての学校をインターネットに接続する」という方針を打ち出したのは1998年のことでした。日本の公立の小・中・高校のうち、インターネットに接続されている学校は、1998年3月で18.7パーセント、1999年3月で35.6パーセントという調査結果があります。しかし、学内のLANが実現していて、複数の教室からインターネットが利用できる学校となると、ぐっと少なくなります。 |
10:30 | 集合 | |
10:40〜11:00 | 班分けの確認 | |
11:00〜14:00 | チームごとにページ作成作業 | |
14:00〜16:00 | よしだの講義と各ページ批評タイム | |
16:00〜 | ThinkQuestにチーム登録と片付け |
生徒が先生に出すレポートは、読み手が先生の内部資料だけれど、Webページは、雑誌や書籍に匹敵する外部向けの読み物。しかし、雑誌や書籍なら、書き手が書いた文章を、編集部や第三者が積極的によいものにする努力をしてくれる(出版物は売らないといけないのだから、よりよく売れるように、売って恥ずかしくないように努力するのは当然)。 一方、Webページの場合は、ほとんどの場合、自己責任。そのため、著作権にも、文章やデザインにも、最終的にすべて自分で責任を持たないといけないという難しさもある。 その半面で、発信者が中学生であろうと、だれであろうと、よい情報を提供すれば読み手から感謝される世界だという、大きな魅力がある。「中学生だって、世の中に貢献できる」という、今回のテーマの情報発信手段としては、とても適していると思う。 |
「ネチケット、環境問題、(病気の)ウイルス、人口減少社会、介護保険、日本の発電所、ストレス、生物」 |
「もっと中学生らしい視点を加えればいいのに……。まじめすぎる。無難すぎる。読者をだれに想定してるの?」 |
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