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[freewnn:00007] FreeWnn 1.1



オムロンソフトウェアの山下です。

FreeWnn 1.1 をリリースします。

FreeWnn 1.1 は、FreeWnn 1.0 から以下の変更をおこないました。

(1)サーバ部を configure 対応にした
	Solaris2.6
	Redhat Linux 5.2
	Debian GNU/Linux 2.0
	Slackware 3.6
	FreeBSD 3.1
	で確認しています。

(2)サーバ部を中心に、アンオフィシャルパッチをマージさせていただいた
	FreeWnn 1.0 リリース時に「パッチ提供のお願い」をさせていただい
	たところ、たくさんのパッチ(およびそのありか)を連絡いただきま
	した。どうもありがとうございました。

	いただいた情報のうち、サーバ部をメインに、また上記 OS 対応のた
	めのパッチをマージさせていただきました。
	マージを快く了承いただいた皆様、どうもありがとうございました。
	また、せっかく情報をいただいたのに、マージできなかったパッチも
	あります。申し訳ありません。

FreeWnn 1.1 は
ftp.omronsoft.co.jp の /pub/FreeWnn に
-rw-r--r--  1 yamasita  ftpadm  3468613 Jul  7 21:25 FreeWnn-1.10.tar.gz
-rw-r--r--  1 yamasita  ftpadm  3029857 Jul  7 21:29 FreeWnn-Server-1.10.tar.gz
として置いてあります。
前者はクライアントまで含めた FreeWnn フルパッケージ、
後者は Mule 等をお使いの方のための、サーバだけのパッケージです。

ftp.omronsoft.co.jp の /pub/FreeWnn は、
ftp.st.ryukoku.ac.jp の /pub/japanese-im/FreeWnn に
ミラーしていただいています。
どちらか近い(速い)方から取得いただければ幸いです。


今後 FreeWnn は有志の方々により活動が継続されます。
FreeWnn Project 準備委員会のページのページが、
http://www.tomo.gr.jp/FreeWnn として公開されていますので、参照ください。


参考までに、弊社より各報道機関様にお送りしましたプレスリリースの内容を
添付しておきます。
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プレスリリース                      1999年7月7日
オムロン株式会社
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      オムロン、
      かな漢字変換システム「Wnn」をオープンソース化し、
      「FreeWnn」として発表
          〜ユーザによるWnnの拡張がより自由に〜

この度オムロン株式会社は、日本語入力システム「Wnn」をオープンソース化した
「FreeWnn」を発表致します。

近年、Linux や FreeBSD などのオペレーティングシステムや、米国ネットスケープ
コミニュケーションズ社がWWWブラウザを公開したことを例として、エンドユーザ
の間でも、ソフトウェア産業内でも、オープンソースが非常に注目されています。

Wnnは、1985年より京都大学、オムロンなどで共同開発を開始したUNIX
用の日本語かな漢字変換システムで、現在までに、Wnnコンソーシアムより
Wnn4.2までがフリーで公開され、多くのユーザに利用されてきました。

しかし、従来のWnn4.2では改変などを伴う拡張において独自の許諾条件があり
ました。この度「FreeWnn」として、現在一般にフリーソフトといわれている
ものと許諾条件と同じにすることで、ユーザは独自の許諾条件を気にすることなく、
一般のフリーソフトと同様に、好みに合わせて改変・頒布・複製を行なえるように
なります。

オープンソースに伴う許諾は、GPL(GNU Public License:GNU一般公有使用許諾)に
準じたものになります。

オムロンでは他の各著作権者の同意を得て、商用のWnn6を開発、販売をして
おりますが、その反面、フリーのWnnの活動が行えていませんでした。
これまで多くの方々のご協力でフリーのWnnが発展してきましたが、より活動を活発
にするために、独自の許諾条件を取り除きオープンソース化します。
今後「FreeWnn」は有志の方々により活動が継続されます。


■「FreeWnn」の特徴
 1.日本語に加えて、多言語のサポートを実現
    ・日本語
    ・中国語
    ・韓国語

 2.多くのディストリビューション対応で、より利用しやすく
    ・Solaris2.6
    ・Linux/Redhat5.2
    ・Linux/Debian2.0
    ・Linux/Slackware3.6
    ・FreeBSD3.1

 3.従来のアンオフィシャルパッチのみのリリースを、作者の許可を得て
   「FreeWnn」に取り込んだので、信頼性が向上

なお、以下のURLより、公開したソースコードをダウンロードしていただけます。

 ftp://ftp.omronsoft.co.jp/pub/FreeWnn

※記載の社名、製品名は、それぞれ各社の登録商標、商標です。


■プレスリリースに関するお問い合わせ
 オムロンソフトウェア株式会社 ソフトウェアプロダクト営業部
 芝/西田
 TEL 044-246-6006 FAX 044-246-6011


■オムロン株式会社 会社概要
 社名:     オムロン株式会社
 創業:     昭和8年5月10日
 資本金:    6407千万円
 本社:     〒600-8530  京都市下京区烏丸通七条下ル
         TEL 075-344-7000
 代表取締役社長:立石義雄
 売上高:    381,028百万円(平成11年3月期)
 従業員数:   7,146人(平成11年2月現在)


■用語説明
GNU
 GNUとは(Gnu's Not Unix)の略で、誰もがフリーに使えるような、UNIX と完全互換
 のソフトウェア・システムの名称です。
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