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[freewnn:00007] FreeWnn 1.1
- To: freewnn@tomo.tomo.gr.jp
- Subject: [freewnn:00007] FreeWnn 1.1
- From: yamasita@XXXX (Yasunari GON Yamasita)
- Date: Thu, 08 Jul 1999 19:03:55 +0900
- Reply-To: freewnn@tomo.gr.jp
オムロンソフトウェアの山下です。
FreeWnn 1.1 をリリースします。
FreeWnn 1.1 は、FreeWnn 1.0 から以下の変更をおこないました。
(1)サーバ部を configure 対応にした
Solaris2.6
Redhat Linux 5.2
Debian GNU/Linux 2.0
Slackware 3.6
FreeBSD 3.1
で確認しています。
(2)サーバ部を中心に、アンオフィシャルパッチをマージさせていただいた
FreeWnn 1.0 リリース時に「パッチ提供のお願い」をさせていただい
たところ、たくさんのパッチ(およびそのありか)を連絡いただきま
した。どうもありがとうございました。
いただいた情報のうち、サーバ部をメインに、また上記 OS 対応のた
めのパッチをマージさせていただきました。
マージを快く了承いただいた皆様、どうもありがとうございました。
また、せっかく情報をいただいたのに、マージできなかったパッチも
あります。申し訳ありません。
FreeWnn 1.1 は
ftp.omronsoft.co.jp の /pub/FreeWnn に
-rw-r--r-- 1 yamasita ftpadm 3468613 Jul 7 21:25 FreeWnn-1.10.tar.gz
-rw-r--r-- 1 yamasita ftpadm 3029857 Jul 7 21:29 FreeWnn-Server-1.10.tar.gz
として置いてあります。
前者はクライアントまで含めた FreeWnn フルパッケージ、
後者は Mule 等をお使いの方のための、サーバだけのパッケージです。
ftp.omronsoft.co.jp の /pub/FreeWnn は、
ftp.st.ryukoku.ac.jp の /pub/japanese-im/FreeWnn に
ミラーしていただいています。
どちらか近い(速い)方から取得いただければ幸いです。
今後 FreeWnn は有志の方々により活動が継続されます。
FreeWnn Project 準備委員会のページのページが、
http://www.tomo.gr.jp/FreeWnn として公開されていますので、参照ください。
参考までに、弊社より各報道機関様にお送りしましたプレスリリースの内容を
添付しておきます。
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プレスリリース 1999年7月7日
オムロン株式会社
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オムロン、
かな漢字変換システム「Wnn」をオープンソース化し、
「FreeWnn」として発表
〜ユーザによるWnnの拡張がより自由に〜
この度オムロン株式会社は、日本語入力システム「Wnn」をオープンソース化した
「FreeWnn」を発表致します。
近年、Linux や FreeBSD などのオペレーティングシステムや、米国ネットスケープ
コミニュケーションズ社がWWWブラウザを公開したことを例として、エンドユーザ
の間でも、ソフトウェア産業内でも、オープンソースが非常に注目されています。
Wnnは、1985年より京都大学、オムロンなどで共同開発を開始したUNIX
用の日本語かな漢字変換システムで、現在までに、Wnnコンソーシアムより
Wnn4.2までがフリーで公開され、多くのユーザに利用されてきました。
しかし、従来のWnn4.2では改変などを伴う拡張において独自の許諾条件があり
ました。この度「FreeWnn」として、現在一般にフリーソフトといわれている
ものと許諾条件と同じにすることで、ユーザは独自の許諾条件を気にすることなく、
一般のフリーソフトと同様に、好みに合わせて改変・頒布・複製を行なえるように
なります。
オープンソースに伴う許諾は、GPL(GNU Public License:GNU一般公有使用許諾)に
準じたものになります。
オムロンでは他の各著作権者の同意を得て、商用のWnn6を開発、販売をして
おりますが、その反面、フリーのWnnの活動が行えていませんでした。
これまで多くの方々のご協力でフリーのWnnが発展してきましたが、より活動を活発
にするために、独自の許諾条件を取り除きオープンソース化します。
今後「FreeWnn」は有志の方々により活動が継続されます。
■「FreeWnn」の特徴
1.日本語に加えて、多言語のサポートを実現
・日本語
・中国語
・韓国語
2.多くのディストリビューション対応で、より利用しやすく
・Solaris2.6
・Linux/Redhat5.2
・Linux/Debian2.0
・Linux/Slackware3.6
・FreeBSD3.1
3.従来のアンオフィシャルパッチのみのリリースを、作者の許可を得て
「FreeWnn」に取り込んだので、信頼性が向上
なお、以下のURLより、公開したソースコードをダウンロードしていただけます。
ftp://ftp.omronsoft.co.jp/pub/FreeWnn
※記載の社名、製品名は、それぞれ各社の登録商標、商標です。
■プレスリリースに関するお問い合わせ
オムロンソフトウェア株式会社 ソフトウェアプロダクト営業部
芝/西田
TEL 044-246-6006 FAX 044-246-6011
■オムロン株式会社 会社概要
社名: オムロン株式会社
創業: 昭和8年5月10日
資本金: 6407千万円
本社: 〒600-8530 京都市下京区烏丸通七条下ル
TEL 075-344-7000
代表取締役社長:立石義雄
売上高: 381,028百万円(平成11年3月期)
従業員数: 7,146人(平成11年2月現在)
■用語説明
GNU
GNUとは(Gnu's Not Unix)の略で、誰もがフリーに使えるような、UNIX と完全互換
のソフトウェア・システムの名称です。
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