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[freewnn:00429] Re: server と
libraries の分離
田岡です。
> >>>>> In [freewnn : No.00427]
> >>>>> TAOKA Satoshi <taoka@infonets.hiroshima-u.ac.jp> wrote:
>
> えーと rpm も deb もそうですが、パッケージングシステムそのものに、
> パッケージ build 時にパッケージを分割する機能があるので、そういう需要
> があまりないんじゃないかと思います。
それは、Linuxの世界ではそうなのかも知れません。ですが、世の中はLinuxだけ
ではないですから、需要がないというのはちょっと。。。
ソースからコンパイルしなければならない場合などで、サーバは他のマシンで、クラ
イアントに使う場合には、少し大きめの辞書(最近のHDDではほこり程度かな?)
を入れないたくないときには、あれば便利だと思うのです。さらにcWnnやkWnnが
不要なときは?というときの機能も入れてあります。
さらに、これが私にとってこのパッチを作った本当の動機ですが、:-) この機能
がmergeされるとFreeBSDのportsも、恐らくNetBSDのpkgsrcなども今後のメンテ
が楽になります。
先のパッチの補足しておきます。つまり、configureの追加オプションの説明で
す。
--enable-libraries=no でサーバと辞書のみの扱いになり、
--enable-server=no で↑以外の残りになります。
指定しなければyesです。また、
--enable-Wnn=no
--enable-cWnn=no
--enable-kWnn=no
それぞれで、Wnn, cWnn, kWnn以外の扱いになります。さらに、サーバをつくる
場合(つまり、--enable-libraries=noとした場合)で有効な機能として、
--with-libwnn={yes,/usr/local/lib/libwnn.a,-lwnn}
--with-libcwnn={yes,/usr/local/lib/libcwnn.a,-lcwnn}
--with-libkwnn={yes,/usr/local/lib/libkwnn.a,-lkwnn}
で、既に、インストールされているライブラリ(lib{,c,k}wnn.aやhinsi.dataな
ども含め)を使って、サーバを作ります。
# あれ、今のパッチだと--with-libwnn=noでも、とにかく--with-libwnnに何で
# も指定すると↑の動作になってしまいますね。ちょっと考えねば。。
あと現状では、--enable-libraries=noとしてcserver, kserverを作る場合には、
make includes all
などと、makeまたはmake allの前にmake includesを実行する必要があります。
Xsi/Wnnの下からsymlinkを張る必要があり、includesでそれをしているからです。
最後に、いろいろな改造をしていますが、オプション指定なしの
configure
だけの実行だと従来通の動きになっているはずです。これでLinuxの人も安心で
すね。