サポート項目の追加内容(1998.4.8)
おかげさまで、書籍「Linux/FreeBSD日本語環境の構築と活用」は、 1998.3.12に、3刷を発行することができました。買っていただいた 方に感謝します。 以下に、3刷発行後にわかった誤った記述項目、2刷、3刷では直せ なかった誤植などをまとめておきます。 p.46 6行目あたり 『日本語のファイル名はGNUのlsコマンドで表示できない』 という内容の記述がありますが、この記述は誤りです。 GNUのlsは、8bitコードの表示を想定していない端末のために 日本語の表示をしないだけで、オプションで動作は変えられ るからです。具体的には、--literalオプションにより、8bit コードもそのまま端末に送るようになります(日本語が表示 できるかどうかは端末の問題)。 GNU の color ls には、--8bit, --7bit といういかにも、 それらしいオプションがありますが、これだと iso8859 を扱う だけです。しかし、--literal オプションを使えば、8bitコード もそのまま端末に送る(“print raw entry names”)ようにする ことができるというわけです。 p.B-11 6行目〜8行目 先頭の¥マークを、すべて\(逆スラッシュ)にする。(他の ページで、こちらで統一されているので。) p.B-16 11行目〜13行目 /etc/init.d/ は、/etc/rc.d/init.d に変更。 p.B-13 上から10行目 「馬場さん」→「馬場氏」 (他の部分との統一のため) p.D-1 のPJEのURL紹介の下あたりに追加 http://www.linux.or.jp/jrpm/ Linux のJRPM( Linux Japanese RPM Projct ) のページ p.F-7 の上から5行目 「1997年の改正によって、「、  ̄ の代りに・・・」 →「1997年の改正によって、「  ̄ の代りに・・・」 p.E-17 下から17行目 「JUNETコード」→「このコード」 (ここまでの説明で、「JUNETコード」という名称はでてきてないので。) p.F-19 下から8行目 「JUNETコード」→「ISO-2022-JP」 (F-17ページで、「JISコード」「JUNETコード」の公式名は、 「ISO-2022-JP」だと書いているので。) p.F-22 上から10行目 「Microsoftが作り出したのが、」→「作り出されたのが、」
改善すべき内容
本書の表記についての10行目 「rootユーザ」→「root権限」 p.14 上から10行目 「そしてJISコードは、」→ 「そしてJISコード(ISO-2022-JPのこと)は、」 p.33 上から3行目 「FreeBSDにも移植が進められ、現在に至っている。」の部分の注釈として、 「FreeBSDの日本語、韓国語、中国語のインストーラは、konを使っている。」 という記述を加える。 p.35 上から6行目 「ここでフォントをシェアードメモリにロードするコマンドを実行することに なる」の部分の注釈として、 「FreeBSDのpackageでインストールされたkonは、 bdf-zcat:Startup gzip -cd /usr/local/lib/fonts/k14.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n gzip -cd /usr/local/lib/fonts/7x14rk.bdf.gz | /usr/local/bin/fld -t bdf -n となっている。」 という記述を加える。 p.43 下から9行目 「lessの解説をすることにする。」の部分の注釈として、 「FreeBSDのpackageでインストールされた日本語対応(国際化) のlessは、jlessという名前である。」 という記述を加える。 p.44 1行目 「環境変数LANGにja_JP.ujisなどの日本語localeが指定してあれば」 の部分の注釈として、 「FreeBSDでのLANGの値は「ja_JP.EUC」である。実際、 /usr/share/locale/にはja_JP.ujisはなくてja_JP.EUCしかない。 また、2.2.5-RELEASEからはja_JP.SJISもある。」 という記述を加える。 p.75 脚注の *2 脚注の *2 に、以下の注釈を加える。 「また、 FreeBSDのWnn4.2の現在のpackageには、xwnmoは入っていない。 さらに、canuumもFreeBSDのpackageに入っていない。」 p.79 図4-6 の画面のなか 「キーーバインド」→「キーバインド」 「うむ時代」→「うーむ時代」 「ものだったんですすね。」→「ものだったんですね。」 p.100 4.4.3 「kinput2のカスタマイズ」に関して 「kinput2+jserverで使う場合は、キーバインドが、uumやたまごとは かなり違うことが確認できる。」という記述に対して、以下の注釈を 加える。 「kinput2 version 2.0 fix 4 (1997/12/09 リリース) からは、 EGGのキーバインドが正式に取り込まれたため、各自がカスタマイズ しなくても、たまごと同じキーバインドが使える。」 p.125 上から15行目あたり 「TeXとLaTeXの関係は、TeX+LaTeXマクロパッケージ=LaTeXである。」 →「マクロを全く読み込んでいない裸のTeXに、plain TeXマクロパッケージ を読み込んだものが、plain TeX(普通に使ういわゆるTeX)で、 LaTeXマクロパッケージを読み込んだものがLaTeXである。」 p.125 下から10行目 「同じLaTeXパッケージをNTT-jTeXや…に組み込んで使えば…」に、 以下の注を加える。 「実際のjLaTeXで使われるパッケージは、日本語化のためLaTeXのパッケージに いろいろ修正を加えてあるので、元のLaTeXのパッケージとは若干違っており、 まったく同じではない。」 p.128 囲みの下から5行目 「% sh swap」→「% chmod a+x swap ; swap 」 解説:「% sh swap」として実行するなら先頭の「#!/bin/sh」は不要。 「% chmod a+x filename; filename」として実行するなら、要る。 p.B-4 「Wnn6のインストールと起動方法」 ここに、以下の注釈を加える。 「LinuxのPJEの、1997年12月現在の状況は、B-15の囲み記事参照のこと。 FreeBSDでは、1997年12月現在、Wnn6をインストールするためのportsが 作ってある(/usr/ports/japanese/Wnn6)。ここでmakeすると、CD-ROMを マウントしてインストール、各種設定(wnnユーザの追加)をしてくれる。 さらに、付録CD-ROMのFreeBSD版用の体験版Wnn6と、1997年12月発売の 製品版に含まれる製品版Wnn6は、package形式になっているため、 pkg_addコマンド一つで、インストール、各種設定(wnnユーザの追加など) をすべて実施できる。」 p.F-7 の下から13行目 「1987年のXシリーズ」→「1987年にXシリーズ」