Webページ、百科事典、芸能ネタの週刊誌、それぞれの情報について、 信頼性、鮮度、検索性、リンク機能、フィードバック機能、更新・変更の容易さ、 メディアの多様性、読む環境の影響を比べる演習です。
比べる際には、それぞれの情報について、誰が情報をまとめているか、 どのような工程を経て手元に届くのか、読者はどのような方法で読むのか、 どのような頻度で発行されるのかなどを比べていくことで、解答を導くことが できます。
Webを利用して情報ハントする演習です。授業での情報検索実習に使うケース のために、このファイルからは、答えの部分を消しています。
質問 |
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(1)中田英寿の生年月日 |
(2)第10代の日本の総理大臣 |
(3)1952年にノーベル平和賞を受賞した人 |
(4)京都府庁の郵便番号 |
(5)新大阪に13時ぎりぎりに着く新幹線(ひかり)の東京発車時刻 |
(6)夏目漱石の小説「こころ」の冒頭の一文 |
(7)次の日曜日の東京の天気(天気予報から) |
(8)βカロチンの分子量 |
(9)今年度Jリーグ(J1)に参加しているサッカーチームの数 |
(10)1ヤードは何cmか |
(11)ラテン語 aranea の意味 |
(12)日本で1998年にがん(悪性新生物)で死亡した人の数 |
過去の出来事は本で調べた方が早そうだけど、時刻表や天気予報などの新しさが大切なものは、 インターネットがだんぜん便利だと思った。あと、ヤードとセンチの変換が、 自動計算できるのは本当にすごいと思った。カロチンの分子量のところで、 「カロチン」「分子量」という言葉をそのまま入れたら、結果が出てきた。少し強引でも、 入れてみるものだと思った。
実用的なものの検索、たとえば天気や列車の時刻などの場合であれば、Yahoo!にそのための 項目が用意されているので検索しやすいことがわかった。これは、旅行に行く前などに利用すれば、 実生活に生かせると思った。
一方、調べるのに苦労したのが、ノーベル賞の受賞者であった。 人名がわかっていて、何年にどんな賞を取ったかなら探しやすかったのであろうが、 年代から人の名前を見つけるのは、とても調べにくかった。
また、がんで死亡した人の数を調べるためには、 そうのような統計が厚生省にあるという知識がなければどうしようもない。 1998年に死亡した人の数が、まだ1999年の夏に、すでにきちんと発表されているのには、 少し驚いた。印刷物ではなかなかここまですばやく情報は公開できないのではないだろうか。
今回の実習を通じて、Web検索には向き、不向きがあることがわかった。 書物で調べた方が早いのものも、多いように思った。しかし、Web上の情報の質や量は、 変化していくであろう。今のWeb検索の向き、不向きが、今後、どう変っていくかにも 注目していきたい。
71ページのWebページを探し出す演習。
答えは、 http://www.tomo.gr.jp/wnn/wnn.html です。このページは、Goo(http://www.goo.ne.jp/)に、 本文中にでてきている「Wnn4.2」と「Nakanodesu」と「Version」という3つのキーワードを、 空白で区切って入力すると(AND 検索すると)、簡単に選べます。